私が「思考の檻」から出て自由になるためにやったこと
この記事の中で、
善悪でジャッジばかりして、頭の中ががんじがらめになってたら、心理的盲点が増えて周囲にある可能性にも全く気づかなくなってしまう、
という話をした。私はこれで非常に苦労した思い出があるのね。
それは私がビジネスの勉強をして億万長者から、「ビジネスのやり方」や「マインド」を学んでいた時のこと。今から6年ぐらい前のことかな?
私が「好きなこと」ではなく「稼げること」をしていた頃の話
私は以前は「お金持ちになりたい!」と思っていたし、今でいうところの、お金を追いかける生き方をしていた。必死にお金待ちのやり方の真似をして頑張ってたのね。
当時は「億万長者のやり方を完全に真似すれば、自分にも同じことができるはずだ!」と信じて疑わなかったから、億万長者のやり方や、マインドを完コピするレベルでパクっていた。
今の私が、全く真逆の「お金を追いかける生き方はやめよう」と言ってるのは、この時の経験から「あの頃の私はおかしかった」と思う部分があるからなんだけど(笑)
それで当時は、毎日のように一日中音声を繰り返し繰り返し聞いたり、動画を何回も何回も見ては自分を「自己洗脳」していたのね。
でも学べば学ぶほど、あらゆることに対して「こうじゃなきゃダメだ」「こうしなきゃいけない」というのが自分の中にどんどん増えていってしまって。
億万長者のメンターの人が、元々ジャッジしまくる人だったからさ、そういう人から学んだことで自分もそのマインドに染まってしまったねん。
そのうちに他人を許せなくなってしまって。当時は会社に勤めてたけど、億万長者メンターの教えを学んでからは会社員をバカにするようになっていた。
「この人達は何にもわかってないバカだ」って思うようになって、他人を見下すようになっていったねん。ほんまに心が荒んでた。
たしかに周囲の会社員の人達は、億万長者の人が教えてくれるようなビジネスのセオリーとかマーケティングには無知だったことは事実やけどさ、、
色々な人がいて当たり前なんやからさ、それでいいはずなのに、でも私は「正しい思うこと」以外のものが受け入れられなかった。白か黒かしかなかったんよね。
「おかしいな?私こんな嫌な人間じゃなかったはずなのに…」と途中で若干自分でも疑問にも思ったんやけど(汗)
もう何年も自分で自分を洗脳してしまったし、一度身につけてしまった価値観を捨てる方法も当時は分からなくて途方に暮れていた。
ジャッジをしすぎると見えてる世界がどんどん狭くなっていく
そして、そうやって物事をジャッジをすればするほど、どんどん見えてる世界が狭くなっていってるのも肌で感じていたねん。
「これはおかしい!」と思っていた。他人をジャッジし過ぎて、価値観があう人や話が出来る人が全くいなくなったし、一気に孤独になっていった。
無償で分かち合うような愛のやりとりは無くなったし、金銭のやりとりしかない。損得で繋がってる関係ばかりで、それはほんまに寂しいものやった。
ジャッジをし続けていると「極小の世界」に生きることになる
そして、ジャッジというのは基本的に「二極」やん?ジャッジして「これは良い」とか「これは悪い」とかを判断してるわけやん?
色んなことを知っていて、たくさんのことを良い悪いで判断できる人ほどエライと当時は思ってけれど、それは勘違いでしかなくて。
実際のところは、一回ジャッジするたびに、自分の心の中の世界が1/2ずつ減っていってるようなものやねん。これは折り紙と一緒やと思ってて。
例えば、「宇宙と同じ大きさの紙」があったとして、それを半分に100回折りたたんだら「親指サイズ」になるねんで。
つまり、ジャッジ1回で半分、またジャッジしたらその半分という感じで世界が狭くなっていって、最終的に「極小サイズの世界」にしか生きられないようになるねん。
その極小サイズの紙が「自分の心の世界の広さ」であり、器の大きさともいう。そしてそれが自分で作った思考の檻。その檻から抜けるには自分で抜けるしかないねん。
そこから抜けるために何をしたか?
そこから抜けるにはどうすればいいのか?それは、もっかい折りたたんだ折り紙を広げたらいいだけ。
つまり、ひとつずつ「善悪」や「良い悪い」などのジャッジをやめていく、それを100回繰り返して小さくなった心を広げていくねん。
私は毎日、「自分は何をダメだと思ってるのか」「何をしてはいけないことだと思ってるのか」「何をしなきゃいけないと思ってるのか」とか、
そういうのを全部リストアップして、その反対の言葉をアファーメーションし続けてたね。今度は自分で自分にかけた洗脳を解くために生きる生活が始まったわけよ(笑)
そうやって洗脳を解いてたらさ、どんどん世界が広がっていって、ラクになっていった。これが行き着く先は、全てを受け入れていて、全ての可能性と選択肢が存在する「愛の領域」ね。そこを目指して頑張ってた。
この世界の本質は「愛」やねん。それ以外にないのだから、変に小手先のテクニックなんていらなかったし、誰かの成功法則に従う必要もなかった。そういうことにも後々になって気づいたな~。
誰の話を聞くかは大事やで(笑)
私みたいに苦労しないためにもっとも重要なのがさ、「誰の話を聞くのか」なんよね。間違った人から話を聞いてしまうと大変なことになるから、ほんまに気を付けたほうがいいわけで…(笑)
どんな人に話を聞けばいいのかというと、「自分を思考の檻から出してくれる人」の話を聞くことが大事やね。「こうしなきゃダメだ」とか「この方法じゃなきゃいけない」と選択肢を狭めてくる人の話を聞かんほうがいい。
そういう人はハッキリ物を言ってくれるから、「信頼できそう」と最初は思うかもしれんけど、実際にはその人の作り上げた「思考の檻」に自分も入れられてしまうだけなんやで。
そうではなくて、「あなたにはこんな可能性もあるよ」「あなたはこんなことも出来るよ」と可能性を広げてくれる人の話を聞けばいいと思う。それが本質やと思うからさ。
それでは~。